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ビジネス #鉄道最前線

「新幹線テロ対策」安全と利便性のジレンマ 車内防犯と駅の手荷物検査、どちらを選ぶ?

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訓練が始まり、不審者役の警官が立ち上がった(撮影:尾形文繁)

「それでは訓練を開始します」。JR東海の担当者のかけ声と同時に、不審者役の警官がおもむろに立ち上がり、怒鳴りながら凶器を振り回し始めた。たまたま出張中で14号車に乗っていたという設定のJR東海社員が、「私はJR東海の社員です。みんな逃げて」と叫び、周囲の席に座っていた乗客役を別の車両に誘導する。

乗客の避難が終わると、社員はデッキに設置されている緊急通報装置を押して車掌に異常事態の発生を伝える。車掌は同僚車掌やパーサー、運転士、同乗している警備員、鉄道警察隊に連絡する。運転士は総合指令所に異常事態の発生を伝えるとともに、車内放送を使って乗客に車内で異常事態が起きていることと、最寄り駅に緊急停車することを伝える。アナウンスを聞いた不審者が興奮しかねないため、14号車にはアナウンスを流さない。

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