頭の働きを鈍らせるやめにくい「悪習慣」3つ 毎日の食生活や習慣が脳機能に影響する

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海馬の萎縮リスクは、アルコールを飲まないグループと比べて、週30ドリンク(1ドリンクはアルコール8グラム、アルコール度数5%のビール200mlに相当)以上の多量飲酒のグループで5.8倍、週14~21ドリンクの適量飲酒のグループでも3.4倍高まります。さらに、週1~7ドリンク未満しか飲まないグループでも、海馬の萎縮リスクを抑制する効果はみられなかったとのことです。

飲み過ぎが脳によくないことは数値からも明らかになっていますが、適量のお酒でも脳にダメージを与えていることがわかります。この検査を受けた平均年齢は43歳と、決して高齢ではない現役世代の頃から影響が現れやすいということも注目に値します。

ダラダラと使ってしまうスマホは大問題

ちなみに、私はお酒を一切飲みません。飲み会には参加しますが、飲まないことにしているとはっきりと伝えれば、人間関係や仕事でも困ることはありません。おかげで、記憶力や脳機能の低下を一切感じることはありませんし、飲み会後の夜や翌日の朝に、頭痛で頭が働かないということもありません。

頭の働きを悪くする2つ目の悪習慣は、学習中などのスマホです。勉強や暗記もスマートフォンのアプリを使ってできることもありますが、学習時間に学習目的以外にスマホを気にし始めると集中力が落ちてしまいます。

友達からLINEでメッセージが届いたり、フェイスブックやツイッター、インスタグラムの投稿が気になったりすると、必要な集中ができなくなります。目的を持った学習時間などには終了時間まで必ずスマートフォンを触らない、マナーモードにして視界から外れたところに離して置いておくといったルールを決めておくのがよいです。

スマホはやり始めると時間がいくらでも奪われるという問題もあります。休憩時間のスマホ使用も時間を決めたり、やることを決めておいて、メリハリをつけて付き合うのがよいでしょう。逆に、スマホに英単語暗記アプリなどを入れておいて、通勤などのスキマ時間にゲーム感覚で英単語に取り組んだりすると、スマホの中毒性を逆に頭の働きに活かす工夫もできます。

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