会社を休まず海外旅行「ひとりっぷ」のススメ 海外旅行年25回以上の猛者に聞く

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――ひとりっPさんは「ひとりっぷ」と名づけて「海外女子ひとり旅」を応援していますが、旅はかならずおひとりで?

ひとりっP:もちろん気の合う旅友がいれば楽しいですけれど、日程や行き先や目的が毎回合うわけもなく、だからといって旅をあきらめたり妥協するなんてもったいなすぎるし、そんな気もさらさらありません。なので、結果として現在は、旅はほぼひとりっぷ。行きたいと思ったら、もう即決。行きたいところへ、自分の足で出かけています。

――でもひとりっPさんのような「ひとりっぷ」を実行するにはかなりの旅の経験が必要なのでは?

「ひとりっP」こと福井由美子さん(photo by Kouichi Tanoue)

ひとりっP:いえいえ、ま・っ・た・く・! 特別な経験も裏ワザも必要ないですよ。わたしのひとりっぷは、大半が会社を休まずに行く週末弾丸旅なんですが、そんなことができるのは、羽田空港が再国際空港化したこと、深夜便が増えたこと、LCCが飛ぶようになってチケット購入の選択肢が広がったこと、この3つが大きな理由です。おかげで金曜深夜から月曜早朝までをフルフルで活用できるようになり、渡航可能な目的地が飛躍的に増えたんです。なので、要は“あなた”が実行するかどうかだけ。ちなみに先月(7月)は月の初めに香港に行って、後半に日帰り台湾、月末には週末に1日有給休暇をつけて2泊3日&機中2泊でベトナムに行ってきました。

たとえばこんな「ひとりっぷ」1泊3日の台湾篇

――ひとりっPさんの〈週末弾丸旅〉がどんなものなのか、実際の旅を例に聞かせてください。たとえばこの週末、土日を使って海外へ行くとしたらどこがおすすめですか?

ひとりっP:台湾ですね。LCCが羽田・成田から何便も飛んでいるので週末旅の日程が組みやすく、なんなら日帰りでも行けます。日本に負けず劣らず台北もかなり暑いのですが、わたしのおすすめは、むしろさらに暑い東海岸。羽田空港を出て数時間後にはダイナミックでワイルドな南国を満喫できます。そのワイルドさは秋冬に行くよりも、めちゃくちゃ暑い夏だからこそより濃密に楽しめるので、ぜひ。ちなみに南国台湾は10月中旬ぐらいまでは、ほぼ夏だと思って大丈夫です。

――羽田発の飛行機は何時の便になりますか?

ひとりっP:朝5時55分発のLCCピーチエアー便ですね。前日の終電で羽田に向かうか、早朝3時52分六本木ヒルズ発の空港アクセスバス(京浜急行バス)に乗れば、4時半には羽田空港の国際線ターミナルに到着。出発に十分間に合います。飛行時間は3時間半程度。1時間の時差があるので現地台北桃園空港到着が8時25分。そこから東海岸のメインの街、花蓮や台東へは、鉄道か、あるいはちょっと手間ですが国内線の発着空港・松山空港に移動して飛行機で向かいます。よほどのところに行くのでない限り、お昼すぎには東京の喧騒とは無縁の台湾東海岸で、汗をかきながらおいしいかき氷を食べて、台湾の夏をエンジョイしているはずです。

 

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