会社を休まず海外旅行「ひとりっぷ」のススメ 海外旅行年25回以上の猛者に聞く
――夜の楽しみといえば?
ひとりっP:夜に限らず、食べることですね(笑)。台湾ならどこの街でもたいてい夜遅くまで夜市が開いているし、ネットの口コミを見て気になるレストランや食堂があれば、がんがん出かけます。そうした情報はすべてGoogle Map上にマッピング。移動の足は公共交通機関を使いつつ、場合によってはタクシーも活用しています。
――ことば(言語)で苦労することはないですか?
ひとりっP:中国語圏なので漢字の筆談で十分。すぐにメモ帳とペンが取り出せるようカバンの外ポケットにいれています。台湾は日本語を話す人も多いので、世界のどの国を旅するよりも、言葉の苦労が少ないと思っています。さらに最近では、相手の方から翻訳アプリを使ってスマホでピッと日本語を示してきますから。つくづく「ウェアラブル翻訳機」でやりとりする時代はもうすぐそこに来ているなあと実感しています。
台湾のパイナップルの味をなめちゃいけない
――オススメのお土産は?
ひとりっP:台湾のパイナップルは激ウマなんですが、空港で検疫を受ければ日本に持ち込めるんです。手続きは拍子抜けするぐらい簡単で、羽田の植物検疫カウンターでパイナップルを差し出すと、係官が目視でチェックしてくれて、検疫済みスタンプをくれてハイ!って。それだけ(笑)。ただし、今年の10月1日からは、持ち出し元の国、つまり台湾の検疫証明書も必要になると先日検疫カウンターで言われました。なので台湾を出国する際にも空港の検疫カウンターへ行く必要があります。
でも、その手間をかけてでも持ち帰る価値ありです。台湾のパイナップルの味をなめちゃいけません。酸味やエグ味が一切ない、ハチミツかけましたか?っていうぐらいの甘み。かつ芯まで食べられるので、手間は皮をむくだけ。あの感動的な甘さは台湾とタヒチのパイナップルでしか体験できませんから。日本には持ち帰れない愛文マンゴーも絶品だし、とにかく台湾はフルーツ天国。夏はフルーツを食べるためだけに台湾に行くのも絶対ありですね。
――帰国の足はどうなりますか?
ひとりっP:たとえばタイガーエアー23:45台北発、翌月曜日の04:00羽田着の便を利用すれば、夕方まで東海岸にいても、帰国に十分間に合います。夜行便なので寝たと思ったらもう羽田に到着です。ちなみに羽田空港には24時間使える清潔なシャワールームがあって30分1000円。隣りにあるタリーズの割引券(200円)をもらえるので(笑)、実質800円で利用できて重宝しています。シャワーを浴びている間に始発の電車も動き出します。