会社を休まず海外旅行「ひとりっぷ」のススメ 海外旅行年25回以上の猛者に聞く

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――月曜日はそのまま会社に直行ですか?

ひとりっP:超早朝着なので、むしろいつもより早めに出社できます。わたしはあらかじめ着替えを会社に置いておくことも多いんですが、羽田空港のコインロッカーに入れておくのも手ですね。LCCは荷物の重量制限が厳しいので、余計な荷物は持ち歩かないに限る。コインロッカー代が1日500円なら3日で1500円。LCCの荷物預け代は安くても片道2000円以上するので、十分回収できるはずです。

――といった1泊3日の台湾旅行、しめてお値段は?

ひとりっP:飛行機代が往復で3万円程度で手配できたとして、宿が一泊7〜8千円で計4万円ぐらい。それに食事代やら何やらを入れてまあ6万円というところでしょうか。週末、東京から京都へ1泊2日で行くのとほぼ同じ値段で、日常から完全に切り離された別世界に身を置いて、まったく違う文化やコミュニケーションを体験できるってすごくないですか? 旅は人生の貯金! 百聞は一見に如かず。とにかく騙されたと思って(笑)、思い切って一回体験してみれば、なーんだ、海外旅行ってじつはお手軽じゃん!ってことに気づくと思いますよ。

なぜ「秘境・絶景旅」か?

 

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――こうしてうかがっていると、ひとりっPさんの旅はさぞかし体力勝負なのかと思いきや、羽田空港の再国際空港化やLCCの登場、通信環境が整備されてネットやスマホが世界中どこでも自由に使えるようになったことなど、世の中の新しい動きをどんどん取り入れることで可能になっているんですね。

ひとりっP:そうなんですよ。実際、世界はこの数年でものすごーく狭くなってきたなあと実感しています。アジア各国以外でも、アメリカやヨーロッパ、ニュージーランド、オーストラリア行きのフライトが夜~深夜にかけてどんどん飛ぶようになっているので週末弾丸旅で行けるところはかなり増えています。

また数年前までは、レガシー系航空会社の割引チケットの発券には、現地での最低宿泊数が2泊もしくは3泊必要だったんですが、それも短くなって、いまは近場なら1泊でも大丈夫なエアラインもあります。深夜便が増えたことやLCCの台頭などで、いろいろな規則や規制を変えていかざるをえなくなったからじゃないかと。

たとえば全日空の香港行き割引チケットの発券には、昔は現地2泊が必要でしたが、いまは1泊からOK。なんなら帰路は午前0時過ぎに香港を出る深夜便を利用すれば実質0泊という日帰り同然の日程も組めます。そういった航空各社のルールの変更や発着時間と日数の関係などにも目を向けてみると、これまでは不可能だと思っていた旅のスケジュールがじつは可能だったのか!という発見があったりして、旅の可能性がぐぐーーんと広がりますね。

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