「子育て休暇5日」の追加付与を公約 スウェーデンの与党が総選挙に向けて
[ストックホルム 28日 ロイター] - 総選挙を来月に控えるスウェーデンで、与党の社会民主労働党が28日、4─16歳の子どもを持つ親に対し、年間で5日間の休暇を追加で付与するという公約を明らかにした。
世論調査では、社会民主労働党の支持率は約25%とトップで、極右・民主党、穏健党が続いている。ただ社会民主労働党の支持率は、2014年に緑の党との少数連立政権を発足させて以降、最も低い。
スウェーデンでは、フルタイム被雇用者は5週間の年次有給休暇、また長期の育児休暇が法令で定められており、他国と比べて多い水準。
社会民主労働党は発表文書で、「多くの労働者にとって、学校が休みに入る時期や子どもが勉強に集中する時期に休暇を取得することは困難だ」と指摘。「働く親への支援を拡大したい」とした。
今回発表された「子育て休暇」案のコストは年間54億スウェーデンクローナ(約658億円)。
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