「作文」が書けない子に教えたい3つの言葉

繰り返すことで作文がスラスラ書けるように

カルチャーセンターなどで子ども向けの文章教室を開いたときに、動物が水を求めて旅をするビデオを見せました。そこには、数種類の動物が出てきます。そこで「どの動物が気に入った?」と聞くと、子どもたちは「サル」「ライオン」「ゾウ」などそれぞれ、好みの動物を答えます。

そこで、印象的だった場面を絵に描いてもらったり、簡単なことばにしてもらったりします。そして「どんな色だったか」「動物同士、どんなふうに遊んでいたのか」「何がよかったのか」「空の色は?」「川の中はどうなっていた?」など、質問をする度にビデオをくり返し見せます。

視点を具体的な方向に広げてあげる

すると、子どもたちはその質問に答えようと、それまでと違った視点でビデオを見始めます。観察が始まるのです。子どもたちの好奇心のワクワクがどんどん膨らんできます。それをメモ程度に短く書いてもらいます。これが「みて みて み~て。なに なに な~に?」という、まほうのことばから導き出せるステップ1なのです。

「何が面白かったの?」「何が楽しかったの?」「何が悔しかったの?」「何がつまらなかったの?」といった具合に、保護者が子どもにこう問いかけて、視点を具体的な方向に広げていくのです。

【ステップ 2】いつだろ どこだろ だれがだろ なにを どうしてどうなった?

こうした観察をもとに、5W1Hを意識して作文を書いていきます。しかし、いきなりそれを要求しても子どもたちには、ハードルが高いかもしれません。そこでまず「いつだろ どこだろ だれがだろ なにを どうしてどうなった?」というまほうのことばを使って、文の基本型を書いていきます。

これは「WHEN(いつ) WHERE(どこで) WHO(だれが) WHAT(なにを) DO/DID(どうした)」という4W1Dに対応しています。いわば文章の骨に当たります。ここも保護者が子どもたちに問いかけて進めてください。

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