医学部受験で「手を抜ける」大学の傾向と対策 「高難易度・高倍率・多科目型」をかわす裏技

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私立は、基本的に入試日程が重複しなければ何校でも受験が可能となる。遠方の大学を併願する受験生も多い。

ただし、受験校の試験会場が大学所在地の近辺のみの場合は、その会場までの移動や前日からの宿泊が必要だ。つまり、「移動と宿泊の時間・体力・費用面の負担」がかさむということになる。

そこで遠方の大学については、「居住地の近くに(1次試験の)会場が設定されている大学を優先」して選ぶのが得策である。

難易度の高さにめげず挑戦を

この対応策の具体例(2018年度入試での実績)を紹介しよう。

東京都内の会場で受験可能な大学
金沢医科・愛知医科・藤田保健衛生・大阪医科・関西医科・兵庫医科・久留米・産業医科・福岡の各大学
大阪府内の会場で受験可能な大学
岩手医科・国際医療福祉・昭和・日本・東海・金沢医科・愛知医科・藤田保健衛生・福岡の各大学

このほかに、自治医科大は出願する都道府県を1つ選ぶシステムなので、「出身高校」または「本人または保護者の居住地」が所在するところで受験できる。

医学部の難易度が高いからといってあきらめず、このような方法を参考にして挑戦してほしい。次回(8月29日配信予定)も、合格に役立つ「裏技」を解説する。

加藤 広行 代々木ゼミナール入試情報室主幹研究員

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かとう ひろゆき / Hiroyuki Kato

入職以来、主に大学入試情報の収集・分析と、受験生・保護者・教員への情報発信業務に従事。近年は医学部入試関連の業務を中心に、グループ内外が主催する医学部入試関連のイベントなどでプレゼンテーションを実施。秋から受験期にかけては、例年多くの医学部受験生に対しての模擬面接も担当している。

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