医学部受験で「手を抜ける」大学の傾向と対策

「高難易度・高倍率・多科目型」をかわす裏技

このような大学は、同時にセンター試験重視の配点比率が多い。2次試験は記述式中心で高難度となる。そのため、2次試験で高得点が望めない場合、もしくはセンター試験で高得点を取って合格にぐっと近づきたい場合は、センター試験重視の配点比率の大学から選んで受験するのも一手となる。

だからといって、油断はできない。2次試験でも1点でも多く得点を積み上げ、合格の可能性を手繰り寄せよう。ただし、センター試験重視の大学も年々縮小の傾向である。

3科目で受験可の私立

私立の一般入試の学科試験も、国公立と同様に英語・数学・理科2科目の4科目型が「定番」だ。ひるがえって、帝京・東海の2大学は、英語・数学・理科1科目の3科目で受験できる(帝京大は英語・理科2科目なども可)。

科目の組み合わせ次第で合格に近づける受験生にとっては選択肢の1つとなるだろう。しかし、1科目少ないがためにこの2大学は例年高倍率が際立っている。合格最低点も非常に高いので、受験する場合はその点の認識が必要となる。

推薦やAO入試は基本、数Ⅲの試験が不要

「数Ⅲ」が不要の国公立・私立

数Ⅲは難易度が高く、苦手とする受験生も多い。現役生の場合は、学校の授業内では履修が終わらないケースもあるだろう。そこで医学部入試において、数Ⅲを除いて受験する方法を紹介しよう。

まず、私立の一般入試では、帝京・近畿の2大学は「数Ⅲ」の範囲を課さない(金沢医科大も後期のみ該当)。センター試験利用入試については、数学の範囲は(全大学共通で)「数ⅠA」と「数ⅡB」まででよい。各大学の2次(個別)試験も面接や小論文が主体で、数学自体が課されない。

続いて、国公立・私立ともに推薦やAO入試の場合は、「数Ⅲ」は基本的に不要と考えてよい。国公立の大半と私立の一部はセンター試験を課しているものの、前述のとおり「数Ⅲ」は範囲外である。また、各大学の基礎学力試験などで数学が必要なことがあっても、「数Ⅲ」はほぼ含まれない。

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