中島翔哉が語る「サッカー日本代表」への胸中 今季も間もなく始動、4年後に向けた未来像
「カウンターの時に中盤でボールを受けて迷わず相手ゴールに向かうドリブルが多いですけど、その迷いのなさというのは、日本人にはなかなか真似できないというか、その感性を表現出来る日本人は少ないと思います」
フランスの優勝で幕を閉じた2018年のロシアワールドカップ。日本代表もロシアの地で世界のサッカーシーンに大きなインパクトを残し、その勢いを引き継ぐべく7月26日、日本代表監督に森保一(もりやす・はじめ)氏が就任した。
森保監督は、東京オリンピック代表監督を兼任する形で2022年のカタールワールドカップを目指すことになる。
「年代間の融合をはかり世代交代を進める」というスローガンを掲げ、日本代表に新たな風を吹かせるような、若手選手の抜擢や強化が最も重要なポイントになる。
日本代表は、9月、10月、11月にも親善試合のキリンチャレンジカップが各月2試合ずつ組まれている。
森保監督体制での初陣は9月7日に行われるチリ戦だ。
そして、2019年は1月からAFCアジアカップ2019(開催地はUAE)が開催される。
長いようであっという間に巡ってくる4年後のワールドカップを中島翔哉は、どうイメージしているのか。
「ワールドカップが毎年あったらいいんですけどね(笑)。
簡単には4年後は想像できないですけど、小さい頃からの憧れの場所なので選ばれたら日本のためにプレーしたいと思いますし、これから4年間、海外で活躍してより良いプレーヤーになれるように日々のトレーニングから頑張っていきたいと思います」
中島翔哉が所属するポルティモネンセとは
クラブ創設は1914年と古く、ポルトガル最南端のリゾート地、ポルティモンに本拠地を置く。ポルティモンは人口3万人の小都市だ。2017−18シーズンはリーグ戦を18チーム中10位で終え、中島翔哉も初のヨーロッパ挑戦ながらも10ゴール12アシストと申し分のない結果を残した。
8月14日に開幕する新シーズンからは、背番号が10番になった。さらなる飛躍を期待される中島翔哉がポルティモネンセの魅力を語った。
「ポルトガルのリーグは全体的に攻撃的なサッカーをするチームが多いので、ポルティモネンセもボールを持ったらゴールに全員が向かう、縦に速いサッカーが基本なので見ている側はすごく面白い。サッカーのスタイルもすごく攻撃的で速くて強い選手や上手い選手がたくさんいて日本人がやりやすいクラブだと思います」
現在ポルティモネンセのテクニカルディレクターとして活躍するのは、Jリーグの浦和レッズで大活躍したロブソン・ポンテ。チームとして5年間のプロジェクトを掲げ、若い選手を連れて来て、1年目はアダプテーション(適応)とモチベーションを高め、エリート軍団の若い選手を育成している。
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