できそこないの男たち 福岡伸一著

できそこないの男たち 福岡伸一著

著書『生物と無生物のあいだ』でサントリー学芸賞を受賞した分子生物学者が、性をめぐる科学を考察する。

精子を顕微鏡でのぞくと小さな人間がいるという「ホムンクルス」から始まり、遺伝子中のX染色体・Y染色体の発見、DNAの解析、そして、男性化を決定づけるSRY遺伝子の特定に至るまでの歴史を紐解く。本来、すべての生物は雌として発生する。人間も同じで、胎児は受精後7週間目まではすべて女性であり、その後プログラムを男性へと分岐させるスイッチとしてSRY遺伝子が働くという。その過程で負荷がかかるために、男性のほうが寿命が短く、病気への罹患率も高いと説くなど、刺激的な論考を展開している。

光文社新書 861円

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