再建中のシャープ、「IGZO」で攻勢狙う

高橋社長、4~9月期決算に自信見せる

10月31日、第2四半期決算を発表するシャープの高橋興三社長
シャープは1031日、今201349月期(上期)決算を発表した。今期は新中期3カ年計画の初年度で、経営再建に向け、通期の最終黒字が銀行支援の条件となっている。それに向け、918日にすでに中間決算予想を上方修正していたが、本日発表された実績は、その修正計画を上回る内容だった。

2年ぶりの営業黒字に

売上高は13420億円(前年同期比21.5%増)、営業利益は338億円(前年同期は1688億円の赤字)。49月期としては2年ぶりの営業黒字となった。部門別にみると、前年同期比で売上高が大きく改善したのは、太陽電池、複合機などのビジネスソリューション、液晶、電子デバイスなど。

ただし、携帯電話はNTTドコモのアイフォーン投入が響き、前期比で減収。頼みの液晶事業も、好採算の中小型液晶へのシフトが計画ほど進んでいないなど、一部で不安要素も残る結果となった。

シャープは今年9月、公募増資と3社への第三者割当増資を発表しており、10月にその大半の払い込みを受けている。資金繰りに当面のメドをつけ、「いよいよ本格的な経営再建に集中する環境を整えた」(アナリスト)段階だ。

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