再建中のシャープ、「IGZO」で攻勢狙う 高橋社長、4~9月期決算に自信見せる
したがって明快な数字では言えないが、今後の資本増強は、基本的に営業キャッシュフローを増やしていくことで、内部留保を増やしていきたいと考えている。
液晶事業の利益の8割が中小型
――液晶事業についてだが、亀山第2工場の中小型液晶の比率を教えてほしい。
高橋社長 亀山第2の中小型液晶の比率の計画は、5月の中期計画で説明したが、それと比べると若干遅れている。7~9月でいうと、当時の説明では約20%程度、それに対し現状では約15%程度だ。
ただし今後、10~12月に上がって、1~3月に中期計画で話した10~12月期のレベルくらいには到達すると考えている。遅れている理由としては(設計段階の)デザインインで採用していただくのが遅れているという認識はあるが、私どものデザインがダメというわけではなく、他社の開発の何らかの理由があると考えている。
――液晶事業の第2四半期の収益は第1四半期より改善しているが、大型と中小型の収益の内訳はそれぞれどのように変化しているのか。またその要因は何か。
高橋社長 大型と中小型の割合は売上高ベースでは、第1四半期が大型55%、中小型が45%。第2四半期ではほぼ50%、50%となっている。利益ベースでは、中小型のほうが収益性は高いと考えてもらえればいい。
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