「任侠もの」が定額ネット配信で人気の理由

本宮泰風と山口祥行が主演の作品がヒット

「小沢仁志さん、白竜さん、哀川翔さん、竹内力さんは『Vシネ四天王』と言われています。任侠映画やVシネマから活躍の幅を広げてきた役者さんは予算も少なく、撮影時間も限られたなかで、一発勝負で魅せる演技を培われてきており、独特の危ないオーラの醸し出し方は逸品。その方々がいかにご出演されているかで作品の売れ行きが左右されます。だから、キャスティングにはつねにこだわっています。そして、『日本統一』の場合はキャスティングに対する力の入れ方が半端ない理由がもう1つあります」(角田氏)

その理由を説明してもらう前に、肝心の主役をご紹介しましょう。

『アウトレイジ最終章』でも同じバディ役

本宮泰風さんと山口祥行さんのお2人がバディを組み、主役に抜擢されています。お二方ともに映画、ドラマなどで活躍する実力派俳優で、以前から三池崇史監督作品にも出演し、北野武監督作品の『アウトレイジ 最終章』では同じくバディ役です。このお2人が『日本統一』の主役であることに意味があると言います。

「『Vシネ四天王』に続く『ネオVシネ四天王』と呼ばれているのが中野英雄さん、的場浩司さん、そして『日本統一』の本宮泰風さんと山口祥行さんです。Vシネ業界は結束力も固く、『本宮さんと山口さんを任侠スターとしてさらに活躍してもらいたい』という役者さんを含めて業界全体で強く願っていたことから、『日本統一』をお2人のバディムービーとして製作された経緯があります。そういう意図もあったため、これに賛同したVシネレジェンドの役者さんが多くご出演されています」(角田氏)

主役は「ネオVシネ四天王」として注目の本宮泰風(左)さんと山口祥行さんが務める(写真:オールイン エンタテインメント)

さてストーリーはというと、原作なしの完全オリジナル。舞台は横浜から始まります。本宮泰風さん演じる氷室蓮司と、山口祥行さん演じる田村悠人の不良の2人は、地元ヤクザを解散に追い込んだことから命を狙われ、哀川翔さん演じる安西組の若頭・秋本の手引きで神戸へ逃げることになります。

その神戸から2人は巨大組織・侠和会の中で極道の道を生きることになり、侠和会が目論む“日本統一”の実現に向けて、トップにのし上がっていく様子が描かれていきます。話数が進むごとに舞台は全国各地に広がっていき、シノギを削るヤクザ役のさまざまな役者陣が次々と登場するのも見どころの1つです。

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