激増するマラソン大会”難民”を救え! こんな「アナログ」エントリー方式でいいの?

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「ローリング・アドミッション方式」のススメ

抽選も先着順もランナーにとっては悩ましい問題だ。これを解決するにはどうしたらいいのか。個人的には、ボストンマラソンが取り入れている「ローリング・アドミッション方式」を採用してほしいと思っている。男女年代別に基準タイムを設けて、それよりもタイムが速ければ、先にエントリーできるというシステムだ。

たとえば、これを東京マラソンにアレンジするならば、基準タイムは男性40歳以下が「3時間30分」。1歳増えるごとに「+1分」を加算していき、女性は男性のタイム「+20分」に設定する。各年齢の基準タイムよりも(過去1年間のレースで)15分以上速ければ、1次エントリーで優先的に申し込みができて、次に資格タイムをクリアしている人たちが2次エントリーをして抽選(3倍程度になるように人数を調整)。残りは、基準タイムをクリアできなかった人たちが3次エントリーをして抽選するかたちだ。

市民大会といえども、スポーツの世界。速い人が優先されてもいい。クリック合戦や大会のエントリー調整など不毛なことに費やしていたエネルギーを、タイムを短縮するという前向きなことに使用できる。基準タイムを突破するために、人気大会以外に出場するランナーも増えて、ランニング界全体の活性化につながるはずだ。大会関係者の方には少し考えていただきたい。

穴場はチャリティ枠?

人気大会に出場するのがどれほど大変かは、理解していただけたと思う。でも、まだ悠々と人気大会に出場する方法がある。それは「チャリティ枠」だ。大会によって名称は異なるが、近年は多くの大会でチャリティ枠を採用している。

たとえば、東京マラソンは、3000人もの「チャリティ枠」があり、先着順だ。指定の慈善団体からひとつを選んで、10万円以上の寄付をすれば、「チャリティランナー」としてレースに参加することができる。ひとりで10万円以上寄付するのは難しくても、チャリティ・サポート・システム「Run With Heart」という仕組みがある。ファンドレイザー(寄付を呼びかけて寄付金を集める人)が家族や友人、知人などに寄付への協力を呼びかけ、寄付金総額が10万円以上集まれば、チャリティランナーの資格を得られるのだ。

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