CEOまでが欠席する米IT企業の株主総会軽視

取締役の出席率が低い企業が目立っている

アルファベットのラリー・ペイジCEOは、CEOでありながら同社の年次株主総会を欠席した(写真:REUTERS/Andrew Kelly)

[ボストン(ロイター)]- IT企業大手の経営に意見をしたい小規模投資家は、その唯一の機会を失っているのかもしれない。多くの取締役が年次株主総会を欠席しているのだ。オンラインで総会を開催する企業における取締役の出席記録には、最悪のものも出てきている。

会社の記録や有価証券報告書によれば、アルファベット、フェイスブック、ネットフリックス、ツイッターの取締役の大部分は、近年、年次株主総会に出席していない。しかも欠席者数は増加している。

総会は、多くの場合、小規模投資家が取締役に質問する唯一のチャンスである。最近の注目すべき欠席者には、アルファベットのラリー・ペイジCEO、フェイスブックの取締役ピーター・ティ―ル氏がいる。 両社は、欠席の理由などについて詳細に説明することを拒否した。

困るのは小規模投資家や活動家

株主活動家やコーポレート・ガバナンスの専門家は、大手の資産運用会社は取締役に直接アクセスできるので問題ないが、小規模投資家や活動家が取締役会に関与できなくなる可能性があるという。

ノーススター・アセット・マネジメントのチーフ・インベストメント・オフィサー、クリスティン・ジャンツ氏は、「彼らに要求を届けることができなければ、それに対処してもらうことはできない」と語る。

ジャンツ氏によると、フェイスブックは、直近の年次総会で議論されたコンテンツの監視とガバナンスの問題について、取締役会全体がもっと注意を払っていたならば、今年初めに起きたデータプライバシーに関するスキャンダルによりうまく対応できたかもしれないという。

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