セルジオ越後「日本代表への錯覚」をなで斬り

会場に集まった120人の読者を前に緊急提言

読者の方々が予想したグループステージ勝敗をもとに解説したセルジオ越後氏(撮影:今井康一)

前回大会では、コロンビアは予選突破している状態で3試合目に日本と対戦しました。今回とは逆です。

W杯でのグループステージは得失点差も重要であり、今回コロンビアが格下相手にどんな試合をやってくるのかは誰もが想像がつくと思います。

グループステージを戦う上で負けられないのは2戦目です。セネガル相手に勝ち点3を獲得できなければ突破は難しい。ただ、今の日本代表に3試合圧倒する力はありません。もし、そんな力があれば、まだハリルホジッチ氏(前監督)が続投しています。

監督解任の余波はまだ尾を引いている

――後任として就任した西野朗監督のもと、W杯に向けた準備を進めていますが、国内最後のテストマッチとなったガーナ戦ではベストメンバーではない相手に0-2と惨敗。ネガティブな声も高まっていますがチームの状況をどのように見ていますか。

結局はW杯直前時期の監督解任と西野監督就任は、突貫工事の人事だったわけです。ハリル氏の技術委員長の立場にいて、監督解任という形で自身の顔を潰されたら「私も辞めます」というのが普通でしょう。

協会の体質として会長がすべて決めるという考えがあったのではないでしょうか。

ただ、ひとつ誤算だったのは、監督解任に対して世間がここまで問題視すると思っていなかったということです。2カ月前の解任問題が未だに尾を引いており、最後の準備に取りかかる現在の代表の雑音になってしまっています。

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