アンドロイドの基盤を築いたことで、グーグルは検索エンジンの覇権をPCだけでなくモバイルでも死守。さらにマップやユーチューブ、クロームなど、誰もが手放せないツールを確立し、10億人単位のデータを集めてきた。結果、高精度のターゲティング広告で急成長を遂げた。

グーグルは“アンドロイド人口”を増やすことに貪欲だ。スンダー・ピチャイCEOは数年前に専門チームを立ち上げ、新興国ユーザーの開拓に乗り出した。今年初めには廉価版スマホ向けOS「アンドロイドGO」の提供を開始。通信速度が遅いなど、性能が低くても、快適にスマホを使えるように開発を進めてきた。
アンドロイドの搭載はスマホ以外にも広がる。時計、車、テレビ、そしてIoTデバイスといったものだ。「スマホは万能ではない。さまざまな場面に合ったデバイスが必要だ。アンドロイドであればすでにアプリ開発者が大勢おり、イノベーションも速い」(製品管理担当バイスプレジデントのサミール・サマット氏)。
この記事は有料会員限定です
残り 1467文字
