断絶した実父と、養育費で揺れる18歳の本音

親の離婚、再婚、闘病、そして学費問題…

親の離婚と再婚を経験した子どもの気持ちは…(筆者撮影)

親の離婚を経験した人たちが、子どもだった当時感じたことや、その後の親子関係について本音を語る。NPO法人ウィーズが昨年こんなイベントを企画し、私がある媒体で紹介したところ、大きな反響がありました。そのなかにこんなメッセージがありました。

この連載の一覧はこちら

「私の両親は私が小学6年生のときに離婚しました。当時から高校3年となった現在も、離婚後の親子関係、面会交流、子どもの気持ち等に強い関心があります。(中略)お話を伺いたく連絡をさせていただきました」

高校生から連絡をもらったのは初めてです。こちらのほうこそぜひお話を聞いてみたい。お返事を送り、東京駅の近くの喫茶店で会う約束をしたのでした。「おとなたちには、わからない。」シリーズ、今回は親の離婚と再婚を経験した森村忠孝さん(仮名・18歳)のお話です。 

「子どもの意思」の難しさ

忠孝さんは現在、東京近郊で母親とふたりで暮らしています。忠孝さんの母親は離婚後まもなく、今から5年前、中学1年生のときに再婚しましたが、相手(継父)は現在、新潟に単身赴任している状態です。

母親は長年重いうつ病を患い、家事はヘルパーさんや訪問看護師に支えられています。母親が毎月通う都内の病院にも、彼が付き添っているのだそう。

そうした環境の中で、大学受験の勉強を続ける忠孝さん。でも、状況から想像するような悲壮感はありません。かといって無理をしているわけでもない。年齢のわりには落ち着いて見えますが、態度も口調も朗らかです。そんな忠孝さんでも、両親の離婚については、今でも思うところがたくさんあるようです。

次ページ突然すぎて、混乱した
関連記事
トピックボードAD
  • 女性の美学
  • 自衛隊員も学ぶ!メンタルチューニング
  • なにわ社長の会社の磨き方
  • 高城幸司の会社の歩き方
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
今だからこそ光る<br>絶好調企業の秘密

なぜあの会社の収益力は高いのか。パーク24、「かつや」のアークランドサービスなど17社の稼ぎの秘訣を大公開。テーマは「内需」「海外」「新市場創造」「重厚長大企業の復活」。産業天気図や出遅れ銘柄ランキング、株価10倍銘柄なども。