「セブン銀行」が明かすAI実証実験の舞台裏

導入の秘訣は「悩まずしぶとく、やってみる」

詳しくお話を伺うと、自分たちでもデータの精査などをおこない、AIのクセや特殊性に順応するよう心がけているとのこと。今後は内製化をさらに進め、より経験を積める環境をつくっていくそうです。

悩まずトライアンドエラーを進める文化、我々も見習いたいです。

次なる目標は、次世代ATM

――お話ありがとうございました。最後に、AIをやってみて“良かったこと”を教えていただけますでしょうか?

(写真:Ledge.ai編集部)
松橋:やっぱりワクワクすることですかね! さすが第4次産業革命というだけのことはある、と思いました。現在、メインのプロジェクトで動いているのは従来の機械学習技術ですが、今後はディープラーニングを活用して、もっと革新的なことをやっていきたいです。

そういったシンプルな動機も大事ですよね。今後の計画としては、利用者により良い体験を提供できる、次世代ATMの開発に取り組んでいくそうです。

 現在は、直接目に見えづらいオペレーション領域のみですが、目に見える形で世に出てくるのも大変楽しみです。

現在、なかなかAI活用に踏み出せない企業が多いと思いますが、経験・知見の蓄積を優先し、とにかくトライアンドエラーを進めるセブン銀行の体制は大変参考になりました。読者のみなさまも、長期スパンで・失敗を恐れない前提で、体制づくりを考えてみてはいかがでしょうか。

(取材:岡田孟典)

Ledge.aiの関連記事
機械学習による深度推定がこんな身近に。Volumeで2D写真から3Dイメージを自動生成する
AIが、AIの創った架空の街を走る。アセントロボティクスの完全自動運転の取り組みがまるでSF
個人情報流出を防ぐ「自動車画像加工AIライブラリ」の実力 ── 技術の標準搭載で我々の生活は一変する
監視カメラとAIで警備員の「目」を増やす。ALSOKが語る、AIにしか生み出せない価値とは
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 映画界のキーパーソンに直撃
  • 競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 日本野球の今そこにある危機
  • 若者のための経済学
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
-

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

ログインしてコメントを書く(400文字以内)
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
スクープ! 積水ハウス地面師事件<br>「封印された報告書」の全貌

「なぜ積水はだまされたのか」。2年前の地面師グループによる大型詐欺事件。謎を解く同社の内部資料を本誌が独自に入手した。だまされた積水が調査報告書の公開を拒む理由は。取引を承認した役員が現在も要職にある“闇”をいま明かす。