「セブン銀行」が明かすAI実証実験の舞台裏 導入の秘訣は「悩まずしぶとく、やってみる」
詳しくお話を伺うと、自分たちでもデータの精査などをおこない、AIのクセや特殊性に順応するよう心がけているとのこと。今後は内製化をさらに進め、より経験を積める環境をつくっていくそうです。
悩まずトライアンドエラーを進める文化、我々も見習いたいです。
次なる目標は、次世代ATM
――お話ありがとうございました。最後に、AIをやってみて“良かったこと”を教えていただけますでしょうか?
そういったシンプルな動機も大事ですよね。今後の計画としては、利用者により良い体験を提供できる、次世代ATMの開発に取り組んでいくそうです。
現在は、直接目に見えづらいオペレーション領域のみですが、目に見える形で世に出てくるのも大変楽しみです。
現在、なかなかAI活用に踏み出せない企業が多いと思いますが、経験・知見の蓄積を優先し、とにかくトライアンドエラーを進めるセブン銀行の体制は大変参考になりました。読者のみなさまも、長期スパンで・失敗を恐れない前提で、体制づくりを考えてみてはいかがでしょうか。
(取材:岡田孟典)
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