トヨタが仕込むスーパースポーツカーの凄み コンセプトカー倒れで終わらせず市販を計画

✎ 1〜 ✎ 4 ✎ 5 ✎ 6 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
GRスーパースポーツコンセプト(写真:トヨタグローバルニュースルーム)

「GR」を立ち上げてから半年が経過した

トヨタ自動車が新スポーツカーブランドとして「GR」を立ち上げてから半年が経過した。

東洋経済オンライン「自動車最前線」は、自動車にまつわるホットなニュースをタイムリーに配信! 記事一覧はこちら

GRは、スポーツカーの「86」はもちろん、ハッチバックコンパクトカー「ヴィッツ」、セダン「マークX」、ミニバン「ヴォクシー/ノア」、SUV(スポーツ多目的車)「ハリアー」、そして電動化モデルの「プリウスPHV」「アクア」といったさまざまなカテゴリーに「スポーツコンバージョンモデル」として設定されている。

どれもトヨタの中では少量モデルであるものの、日本メーカーのスポーツコンバージョンモデルとしては群を抜く台数だ。

もちろんこの先の計画も存在する。GRカンパニーの友山茂樹プレジデントは昨年9月に開かれたGRの発表会の席で「次の段階ではスポーツカー専用プラットフォームを手に入れる。そして最終的に世界に通用するピュアスポーツカーを世に出しラインナップを完成させたい」と語っていた。

実はこの時に友山氏が語っていた「スポーツカー専用プラットフォーム」こそが、今年のジュネーブショーでお披露目された「GRスープラレーシングコンセプト」の市販バージョン(=次期スープラ)であり、「世界に通用するピュアスポーツカー」が東京オートサロンでお披露目された「GRスーパースポーツコンセプト」なのである。

このGRスーパースポーツコンセプト、実際に車両を見た人の中には、「こんなの本当にナンバー付きで売れるのか?」と言った声も聞かれたが、友山氏は「声を大にして言いますが、このクルマは本当に売ります」と断言する。その証拠に富士スピードウェイを走るテスト車両の走行シーンとともにメカニズムが搭載されたベアシャシーも展示された。

次ページトヨタのモータースポーツの3本柱は…
関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事