ボストンマラソンで2位!26歳看護師の正体 型破りランナーが起こした奇跡

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初めてのマラソンの時は初めに飛ばしすぎたため、ボストンではゆっくりいこうとセラーズは考えていた。先頭集団の最初の1マイル(約1.6キロ)のタイムは6分40秒で、彼女にしてみれば歩いているようなものだ。

3マイルを過ぎると、暑くなってウインドブレーカーを脱いだ。前を走る先頭集団が大勢いることはわかっていたが、その中の一部のトップランナーが悪天候のため脱落していることには気づかなかった。

看護師の仕事は続ける予定

最後の1マイルではかなりの数の女性ランナーを抜いたが、それがどんな結果をもたらすのかは完全には理解していなかった。

ゴールして、大会関係者に自分の順位を尋ねると、2位だと言われた。彼女は関係者がどの部門の話をしているのだろうと思ったという。自分が全体で2位のはずはないと思ったからだ。でも、全体で2位だと言われ「驚いてショック状態のようになった」と言う。

セラーズには今、決断すべきことと自問していることがある。もし週に40時間勤務していなければ、どれほどタイムが縮まるのか? プロのランナーたちと一緒にトレーニングをすべきか? 一流ランナーのように自分も高地トレーニングをするべきか? 

看護師の仕事は続ける予定だが、睡眠時間とトレーニングの時間のバランスをよくしたいとセラーズは言う。

「またマラソンを走りたい」とセラーズ。「もっと速く走れるコースを、もっといい天候のときに」。

(執筆:Malika Andrwes記者・Matthew Futterman記者、
翻訳:中丸碧)
© 2018 New York Times News Service

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