46歳「明るいこじらせ女」が選んだ意外な伴侶 彼の言うことは95%「的外れ」だけど…

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明るくこじらせている利恵さんは、平凡な結論ではあっても、納得がいくまで迷う過程を大事にしたいのだ。結婚相手に関しても、様々な経験をした上で康彦さんに行きついた。利恵さんはいま、現状をどのように感じているのだろうか。

自分には結婚生活は絶対に無理だと思っていたが…

「結婚はこんなに楽しいともっと早くに気づいていれば良かったのに、と思うことはあります。どうしてあんなにためらっていたんだろう。自分には結婚生活は絶対に無理だなんて思っていました。でも、早くに気づいてしまっていたら、康彦さんには出会えなかったから、今がちょうどいいのだと思います!」

本連載が本になりました。『人は死ぬまで結婚できる~晩婚時代の幸せのつかみ方~』(講談社+α新書)豊富な実例によって遅い結婚でも幸せになれることを説きつつ、「晩婚さん」になるための心構えや出会い方も紹介しています(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

またしてものろけ話だが、晩婚さんはどんなにのろけてもいいと思う。遅い幸せを噛みしめていると、周囲にも良いエネルギーを発することができる。

「私との依存関係が強かった母は、私が結婚して家を出ることがショックで倒れてしまいました。でも、その後で娘の私が幸せそうな様子を見て、元気になってくれました。もちろん、親に何かあれば駆けつけます。実家といい距離感を保てると、親にも優しくなれると感じています」

出会った頃は「ズケズケ言う、嫌な人」だと康彦さんを評価していた利恵さん。マイナスからのスタートだった。でも、見合い相手ではなく単なる飲み仲間だったので、「意外とちゃんとしている」と感じるだけで加点することができ、信頼と愛情が湧き上がり、その流れは現在も止まらずに続いている。

今のところ恋愛感情はないけれど、何でも気軽に言い合える関係の異性の友だち。たまには別の場所で会ってみたら、情愛が芽生えるかもしれない。それから先のことは結婚してから育んでもいいと思う。

大宮 冬洋 ライター

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おおみや とうよう / Toyo Omiya

1976年埼玉県生まれ。一橋大学法学部卒業後、ファーストリテイリングに入社するがわずか1年で退社。編集プロダクション勤務を経て、2002年よりフリーライター。著書に『30代未婚男』(共著、NHK出版)、『バブルの遺言』(廣済堂出版)、『あした会社がなくなっても生きていく12の知恵』『私たち「ユニクロ154番店」で働いていました。』(ともに、ぱる出版)、『人は死ぬまで結婚できる 晩婚時代の幸せのつかみ方』 (講談社+α新書)など。

読者の方々との交流イベント「スナック大宮」を東京や愛知で毎月開催。http://omiyatoyo.com/

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