私が半沢直樹もあまちゃんも、嫌いなワケ

ブームは、本当に価値を生み出すのか

筆者はなぜ半沢が嫌いなのか(撮影:今井 康一)

今更だが、私は半沢直樹が嫌いだ。あまちゃんも嫌いだ。ついでに軽井沢も嫌いだ。今年、これらは人気が爆発した。半沢直樹は空前の大ブームとなり、視聴率40%超という驚異の数字をたたき出した。あまちゃんは、数字はそれには及ばないが、社会的な話題性では抜群だった。軽井沢は、今年は猛暑だったこともあって、ここ5年のブームがさらに加速した。

ブームは嫌うべきだ

しかし、ひねくれている私は、それらのすべてが嫌いだ。いや、それはひねくれているのではない。まっとうだ。なぜなら、ブームは嫌うべきだからだ。ひねくれものと呼ぶなら、ひねくれものこそが王道であり、儲かるのだ。それが経済学であり、本来の市場である。

これが一番わかりやすいのは、軽井沢である。近年渋滞が発生しているが、この夏は特にひどくなった。ピークシーズンには観光客も押し寄せ、静かな軽井沢とは程遠い都心の繁華街のようになってしまった。ピークシーズンを我慢したとしても、土地は高騰しているから夢の生活コストは急騰した。ブームになる前に買っておけば、物件もより取り見取りだったが、今となっては大金をはたくか、条件の悪い物件を買うしかない。

次ページあまちゃんと半沢直樹の「違い」
マーケットの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 世相をリアルに映し出す 流転タクシー
  • 最新の週刊東洋経済
  • コロナ後を生き抜く
トレンドライブラリーAD
人気の動画
優秀なはずの上司の下で部下が育たない根本理由
優秀なはずの上司の下で部下が育たない根本理由
面接や説明会で採用者が嫌う「9つのNG質問」
面接や説明会で採用者が嫌う「9つのNG質問」
海外マネー流入!外国人に買われた日本企業20社
海外マネー流入!外国人に買われた日本企業20社
会社にとって「一番お荷物になる社員」5つの条件
会社にとって「一番お荷物になる社員」5つの条件
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
生前贈与がダメになる<br>相続の新常識

相続をめぐる環境が激変しています。年110万円まで非課税だった生前贈与が税制改正により認められなくなる可能性も。本特集では相続の基本から、よくあるトラブルと解消法、最新路線価に基づく相続税額、さらに生前贈与の将来動向まで取り上げました。

東洋経済education×ICT