今日からできる「電子マネー」で得する方法 ポイントの「3重取り」で月5000円節約も可能

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言い換えれば、「電子マネーで買うと、現金で買うより割安」になる、ということです。

クレジットカード決済を行い、一括払いを指定すれば、利息ゼロで標準0.5%のポイントが付与されますが、それ以上にお得な買い物を可能にするのが電子マネーというわけです。

電子マネーといえば、「レジで小銭を出す手間が省ける」とか「自動券売機に並ばずに電車に乗れる」というような省力化ばかりが紹介されますが、マネープランとして「割安」になる点も実は大きいのです。

少しでも無駄遣いを抑えたい家庭においては、「電子マネーの積極導入」が家計の節約につながる可能性があります。少し本気で考えてみるヒントを紹介しましょう。

「電子マネー生活」への切り替えは難しくない

すでに交通機関を利用するためSuicaを持っているのであれば、そこから電子マネー生活への切り替えを始めるのはとても簡単です。通勤通学用のSuicaがそのまま電子マネーとして何の手続きもなく決済に利用できます。プラスチック製のICカードを入手する方法であれば、nanaco、WAON、楽天Edyなどは簡単に利用開始できます。

あるいはAndroidスマホないしiPhoneを手元に持っているのであれば、電子マネー生活へのシフトはそれほど難しいものではありません。

AndroidスマホにAndroid Payをインストールすると、nanacoと楽天Edyについては簡単に設定できます。国内メーカーのAndroidスマホであればモバイルSuicaが初期設定でインストールされていますから、これも簡単に設定できるでしょう。

iPhoneについてはiPhone7以降の機種であればApple Payが設定可能であり(これは国内の既存の電子マネーをインストールする仕組みのことです)、最も簡単なのはSuicaの設定で、Suicaアプリをインストールしてクレジットカードとリンクさせるだけで、ワイヤレスでチャージし決済できるようになります(VIEWカードとのリンクが還元率が高い)。

Apple Payでは、クレジットカードと直接ひも付け、クレジットカードのポイント還元率を得られるiDおよびQUICPayの電子マネーが利用できます。

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