サヘル・ローズが訴える「養子縁組」の大切さ 早い段階から親の愛情を受けることが重要

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「家族や親戚がいない子が、18歳で施設を出て社会で孤独にならないために、早い段階から家族になるための橋渡しや道順を作っていかないとなりません」

母親になって感じること

同じく登壇した星子良枝さんは、生まれてすぐに乳児院に引き取られ、2歳から小学1年まで児童養護施設で育った。それから中学3年までの8年間を里親家庭で過ごしたが、うまく馴染めず、施設に戻って高校時代を過ごした。

星子良枝さん(写真:Satoko Yasuda / Huffpost Japan )

星子さんは、里親とは4歳のころに出会っていたが、生みの親が行方不明で同意が得られず、里親家庭に行く時期が先送りになった。「施設は周りにたくさん子どもたちがいて、みんなで食事するのが当たり前でした。環境の違いにすごく戸惑い、里親ともあまり良い関係を持つことができませんでした。7歳で行ったことで、うまくいかなかったのかなと今すごく感じています」と、複雑な心境を明かした。

2人の子どもを出産した星子さん。自分が母親になって感じることがたくさんある。

「私が子どもに今あげている愛情を子どもの時に受けられなかった自分を想像して、すごく悲しく気持ちになります。里親家庭や特別養子縁組で、子どもが早い段階から親の愛情を受けるのがすごく大事だなと思います」

あなたの「家族のかたち」とは?(写真:Satoko Yasuda / Huffpost Japan )

〈文:濵田理央(Rio Hamada)、Satoko Yasuda〉

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