輸出主導型ではなくなった日本経済 リーマンショックから5年、世界はどう変わったか

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リーマンショック後、日本の輸出は……(撮影:梅谷 秀司)

リーマンショックを境として、世界経済は大きく変わった。何がどのように変わったのか?以下では、これをマクロ経済の観点から分析しよう。

大きな変化は、主要国の国際収支において生じた。

まず米国について、経常収支の推移を見よう。1990年代の初めには、米国の経常収支はほとんど均衡していた。その後、金融緩和によって消費と住宅投資が増加し、図に示すように、経常収支の赤字が増大した。2004年から08年においては、年間6000億ドルを超える規模になり、06年には8000億ドルを超えた。GDP比で見ると、06年は5.99%にまで達した。これは、歴史的な大規模赤字である。

ところが、金融危機によって赤字は急減し、10年以降は4000億ドル台となった。12年においては、赤字は4750億ドル、対GDP比は3.0%だ。ピークから3200億ドル強減少したことになる。

「減少はしても依然として大きい」とも言える。しかし、米国経済に対する信頼が揺るがない限りは資本収支の黒字(他国からの資本流入)がこれをファイナンスする。問題は、他国から見て、経常赤字減だけの需要減が生じたことだ。これによって特に大きな影響を受けるのは、米国を主要輸出先とする日本と中国である。

日本の経常黒字の対GDP比は、01年には2.1%だった。その後継続的に上昇し、07年に4.9%まで達した。額では2121億ドルだ。ところがリーマンショック後の輸出急減で経常黒字は急減し、09年に2.9%、11年に2.0%となった。12年においては、GDPの1.0%、額では590億ドルだ。

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