フランスは「使用済みオムツ」を持ち帰らない 日本の保育園とは何が違うのか

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一方の日本では、自治体の子ども家庭課(名称は自治体によって異なる)が保育園の設置基準を定め、認可する。しかしその基準は、フランスのように細かく示されていない。

トイレであれば「児童何人につき何個の便器」までといった記述のみで、最低限の衛生的なトイレはどんな場所で、何が必要なのか、などの客観的な目安がないのだ。

神奈川県保育所認可の手引き、および千葉県保育所認可指針の一部。オムツ換えに関する記載はなく、トイレ周りの指針も数行だ(千葉県認可指針/神奈川県認可の手引き)

目安がない中で、「どんなトイレが衛生的なのか」を考えるのは、各保育所の責任者になる。

公立園なら園長、私立園なら社会福祉法人の理事長や株式会社の社長だ。それぞれが法律や指針、ガイドラインを読み、独自に判断する。

自治体に具体的な目安がないので、「これはアウト」といえるラインが明確に存在しない。衛生的か否かの判断は、事業者や自治体の監督官の主観頼り。だから園ごとに、前述のようなトイレのあり方の違いが出てきてしまうのだ。

使用済みオムツの処理方法も、保育園任せ

オムツに関してはもっと曖昧で、私が知る限り、自治体の指針で触れているところはない。

国の法令には、厚労省の「保育所における感染症対策ガイドライン」に以下のように記されているだけだ。

.............

■おむつ交換

・ 糞便処理の手順の徹底

・ 交換場所の特定(手洗い場がある場所を設定し、食事の場等との交差を避ける)

・ 交換後の手洗いの徹底

・ 使用後のおむつの衛生管理(蓋つきの容器に保管)及び保管場所の消毒

.............

ここにも、「使用後のオムツの衛生管理」に関する客観的・具体的な記載はない。結局、保育園の責任者の主観に一任されているのだ。

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