就活生が「いま抱いている3大不安」の解消法 「出遅れ、書類落ち…」すぐに復活する方法

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仮にグループワークで価値が発揮できなかったとしても、どのような点に自分の課題があったのかを振り返り、次回は同じ轍を踏まないようにするいい機会だったとも言えます。

いずれにしても、過去や他人は変えられません。大切なことは、過去は過去として、将来の自分にとっての肥やしにすることです。

就活生に知ってほしい2つのストレス対処法

では、不安やストレスに打ち勝つにはどうしたらいいでしょうか。2つの視点から「対策」をご説明します。

対策1:「ABC理論」を理解する

アメリカの心理セラピスト、アルバート・エリスによって提唱されたABC理論という考え方を紹介します。出来事(A=Activating event)を、どのようにとらえるか(B= Belief:信念・思考)によって、感情(C=Consequence)が変わる、という考え方です。

たとえばインターンシップの選考に落ちたという出来事(A)に対して、「自分はもうダメだ(B)」と思えば、暗くなったり、不安になったり(C)します。

他方で、インターンシップの選考に落ちたという出来事(A)を、「自分の課題を考えるいいチャンスだ(B)」と思えば、次回への希望が持て、勇気が湧いてくる(C)のです。

一般に、私たちがある出来事をどのように捉え、解釈し、受け止めるかは、人によって違います。同じ出来事に接していても、その解釈は人によって違います。まったく正反対ということも珍しくはありません。

ABC理論は、「状況が直接感情に影響を与えるわけではなく、『どのようにとらえるか』によって感情が決まる」という点がポイントです。これをマスターすると、不安やストレスに対する抵抗力が増大します。

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