31歳女性は超安物の指輪に耐えるべきなのか

結婚・出産を優先するべき?別れるべき?

私事ですが私は、お料理や育児に指輪は衛生面でも不便ですし、いつも外していてすぐに失くしてしまいました。ペアリングを夫がはめているのも見たことがありませんが、それで揉めたことはありません。これが正しいとは申しませんが、私のように指輪にこだわらない人は結構いますし、ものは考えようです。

仏前結婚式でお数珠を交換しておられるのを見たことがありますし、教会が用意してくれた借り物の指輪で交換儀式をしている式に出たこともあります。借り物だと堂々と説明してくれる若いカップルに、いつも以上のエールを送りました。また、昔有名な歌手が、リングは大きいほどいいだろうと、指輪の代わりに車のタイヤを贈り、話題になったこともありました。考え方を少し変えるだけで、怒りは収まりませんか?

2万円のリングがあなたには安物でも、彼はそうではなかったのです。または彼がもう少し“大人”でしたら、「僕の甲斐性では、これを婚約指輪にし、結婚指輪にもしたい。頑張ってこれを徐々に、君の好みに近づけていこう」とか、「安いがこれが自分の好みだからお願い」などと言えたはずで、あなたの戸惑いも和らいだはずです。しかし彼がまだまだこのようなことに不慣れで奥手であっても、許せる年齢です。

たかが指輪の問題ですが、私が今回、あなたのご相談を取り上げさせて頂いたのは、彼の不器用な振る舞いが、あなたを軽んじてのことではなかったことに、あなたの思いが至らない点に、今後の大きなすれ違いの芽を見たからです。

彼かあなたが“変わる”までに破局を迎えるズレになり得ます。長期戦でお互いに、お互いの価値観を学び合うこととし、指輪は一旦棚上げにするのはどうでしょう。そのうちにそれ以上納得できる記念日に、あなたが納得できるものをさっさとご自分で、サプライズで買えばいいではありませんか。

“大切なものは目に見えない”

勿論世事に疎く不器用で、性格も悪い人も幾らでもいます。しかし両者を混同すると判断を間違えます。それ以外のことでは気に入っておられるとのことですので、このように申し上げています。今のうちに、あなたの視点も少しだけ変えることをお勧めするものです。目に見える事象だけで彼を見ず、彼の本質を感じ取る感性が必要です。

今日は本当に、私の尊敬する何組ものご夫婦を参考にさせて頂きました。常識からズレすぎていて悪意さえ感じたほどの男性と、この鍋にこの蓋のような、夫の欠点を見事にカバーする女性のカップルです。妻は夫の表面的な短所より、本質として持っている誠実性や優しさ、賢明・勤勉さ等を本能的に見抜き、敬愛しているのが、傍目にも明白です。そんな賢夫人の影響は絶大で、いずれの夫君も、昔の姿を思い出すのは困難なほど常識のズレも、微塵もない人になっています。

チビネコ様のように、指輪や式に夢を託すのも、大切な女心です。それは日々の生活を、心豊かに楽しいものにするために大切な想いで、あなたの彼のやり方一辺倒では、盆も正月もない日々になりかねません。私が尊敬する先に挙げましたご夫婦では、生活を楽しく彩り豊かにするのもみな、夫人のリードですが、数年もすればそれは夫の習慣にもなっています。いずれも明るい、良い家庭ですよ。

星の王子様ではありませんが、大切なものは目に見えないのです。彼か指輪か、どちらを替えますか? そしてあなたが変わるべき部分はありませんか?

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