「内向き志向の日本人」はすでに古い考え方だ 最新の留学生数から見える日本の将来像とは

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イギリスが昨年から順位を落としている理由として、やはりヨーロッパで発生していたテロの影響は拭えないでしょう。

さらに地域別に見ていきますと、最近のトレンドがよく分かります。ベスト3は、1位アジア3万3896人(前年2万6778人)、2位北米2万9035人(同2万6866人)、3位ヨーロッパ1万9100人(同1万7972人)という順番です。

アジアは、国別に見ても韓国(4位)中国(6位)、タイ(7位)、台湾(8位)、フィリピン(9位)とベスト10にも5カ国がランクインしており、マレーシアやシンガポールも人気が高いことから、今後さらにASEANを中心に伸びると予想されます。

内向きと言われる理由

海外留学生数の推移を見る場合、一般的にこのJASSOの調査データ以外に、OECD(経済協力開発機構)「Education at a Glance」およびユネスコの統計があります。2009年にJASSOの調査が開始するまでは、OECDおよびユネスコの統計を基に留学生の推移をみていた経緯があり、2004年の8万2945人のピークを境に2011年まで減少傾向でした。

内向きの根拠とされる日本人留学生の減少はこれを元データとしていることが多かったのです。ただ、2013年度より集計方法が変わり、外国人学生(受け入れ先の国籍を持たない)から現地の高等教育機関に在籍する外国人留学生(勉学を目的として移り住んだ学生)が対象になったため、過去のデータとの比較が難しくなっている現状があります。

一方、JASSOは『協定等に基づく日本人学生留学状況調査結果』の中で、対象を「短期の交換留学等も含む」としています。実は、冒頭のグラフ(留学生数の推移)をみると一目瞭然なのですが、留学生数の62.2%(9万6641人のうち6万0145人)は1カ月未満の短期留学に参加しているのです。

夏休みや春休みを利用して短期留学に参加する学生は大幅に増加していて、半年〜1年間といった長期留学は微増というのがここ数年の流れとなっているようです。

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