毛髪から得られるデータは案外多い。ゲノム情報はもちろん、タンパク質やミネラル、脂質、ホルモン、摂取した薬物や代謝物、食事の内容まで追跡できる。死んだ細胞に情報が固定されているので、時系列でデータを取得できる点も特徴で、「人間の組織の中で唯一過去ログ(記録)が取れるもの」(辻チームリーダー)。
しかも、血液として同等と、エビデンスとして十分な情報の質を持っている。未病のうちに疾病の予兆を発見し対策を打てば、医療費の削減にもつながる。ヒト細胞のうちもっとも採取が容易にもかかわらず、未使用だった毛髪のヘルスケアでの利用がようやくスタートする。
2年程度で1万人規模のデータベースを構築
まず、2年程度の時間をかけ、理研が中心となって1万人規模の健康データベースを構築し、参画企業は毛髪診断システムの開発、実用化を目指す。
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