スーパーマリオオデッセイは何が面白いのか 初心者でも熟練者でも楽しめる3Dゲームだ

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主なストーリーは、マリオの宿敵であるクッパがピーチ姫をさらい、結婚式をあげようとする。それをマリオと、そしてクッパに妹をさらわれた、帽子のキャッピーが共に協力してクッパを倒しに向かうというものだ。

マリオ相棒、帽子のキャッピー

今回のマリオでは、相棒である帽子のキャッピーを投げることで敵を倒したり、コインをとったり、足場にしてジャンプをしたりといったアクションをこなすことができる。またキャッピーを一部の敵キャラやオブジェクトなどに投げてかぶせることで、その相手をキャプチャーして、特有の特別な能力を使うことができるようになる。

プレーヤーはマリオを操作し、キャッピーの能力を活かしながら、たくさんの国々を巡ってクッパを追いかけることとなる。

実際のプレイ上での目的は「パワームーンを集めること」である。これを集めることでマリオたちが旅をともにする飛行船「オデッセイ号」にパワーが溜まり、次の国に飛び立ちクッパに近づくことができるようになる。

ゲームがスタートするとピーチがクッパにさらわれ、マリオとキャッピーが出会う。そうこうして、ほんの少しプレイした段階で、ゲーム慣れした人なら必ず「簡単すぎる」と思うだろう。これまでのシリーズ作品と違い、スーパーマリオ オデッセイでは実に簡単にパワームーンが手に入るのだ。

これまでのシリーズ作品では、今回のパワームーンにあたるキーアイテム類は、頑張って敵を倒したり、比較的難しいアクションをこなさなければ手に入らない場合が多かった。スーパーマリオ オデッセイでは、見渡せば岩の上にあったり、光った箱の中に入っていたり、膨らんだ床をヒップドロップして潰せばすぐにパワームーンが出てくる。

少しスーパーマリオ オデッセイに慣れてくれば、初めての国に行き、少しフィールドを探索した程度で10個くらいのパワームーンは簡単に手に入るようになる。僕は3Dアクションマリオシリーズのキーアイテムの数は120個というイメージが強かったので、最初からあまりの大盤振る舞いに僕は戸惑いを覚えたのも事実だ。

肝心のパワームーン回収がそんな感じだから、ゲームを進めるために必要なアクション性も決して高くない。もちろん、単純に走るだけ、ジャンプするだけでクリアはできないが、背面跳びや幅跳び、それとちょっとしたキャッピーの投げ方という基本動作を覚えれば、ちゃんと進めるようにできている。

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