中国"バブル世代"は苦労知らずの楽観主義者 一方で祖先や家族に対する義務も重視
楽観的でオープンな考え方を持ち、思ったまま行動する傾向がある一方で、祖先や家族に対する義務も重要だと考えている。独身者の一部が結婚のプレッシャーを感じている一方で、伝統的な生き方を拒否する人もいる。
「この世代の良いところは、人生の方向性が多様なことだと思う」と、 27歳のWu Qiongさんは言う。Wuさんは、武漢の女性保険営業員と幼稚園の園長の娘だ。「本当に、皆が同じように生きるより、自分の人生をどう生きたいかを知っている」
彼らは、旅と経験を渇望しており、おおむね恵まれた環境で育った。衣食面で必要なものはほとんど手に入ったし、任天堂の「ゲームボーイ」やバケーションなど、必要以上のものを手にすることもあった。
右肩上がりは、当たり前
毎年続く異例の経済成長に慣れきっており、痛みを伴う減速など想像もできない。彼らの世界においては、不動産価格とは上昇するもので、成功を望む若い世代にとって「もろ刃の剣」となっている。
右肩上がりは、当たり前のことだ。
「世界は良くなる一方だと思う」と、成都に住む28歳の個人会計士Qin Lijuanさんは言う。「もし経済危機に直面しても、安全な計画設計があれば、人生に心配することはない」
「2012年組」は、多くの中国人と同様、政治には無関心な傾向がある。これは、記者の前でセンシティブな話題に本能的に慎重になった可能性もあるが、本当に無頓着なのかもしれない。