次期カローラに観測、「3ナンバー化」の波紋

2018年秋にも刷新、新旧併売の可能性も

実は現行11代目カローラの先代に当たる10代目カローラの全長は4540mmだった。これに対して年齢層の高い日本国内のカローラユーザーから「ボディサイズが大きい」「全長が長い」という不満の声が出たのだ。その後、11代目は全長を10cm以上、詰めた。それぐらい大きなボディサイズに抵抗のある固定客が多い車種なのだ。

トヨタが今後、投入する新型車ではコンパクトカー「ヴィッツ」さえも3ナンバー化されるという観測もある。国内乗用車市場で圧倒的なシェアを持つトヨタが、比較的小型な車種においても5ナンバーを気にしなくなるとしたら、5ナンバー、3ナンバー制の形骸化が進むかもしれない。それほど、国民車であるカローラの3ナンバー化はインパクトがある。

トヨタがこのタイミングでの現行11代目カローラの商品力を大きく上げるマイナーチェンジを施したのには、ほかの側面も見えてくる。それは3ナンバーサイズに生まれ変わるとみられる、次期12代目カローラが登場する前に、手頃なボディサイズの11代目カローラを得意客に買い替え促進させようという狙いだ。

「新旧併売」になる可能性がある?

北米仕様の2代目カローラ

また、ここからはあくまで筆者の観測になるが、ひょっとすると次期12代目カローラの販売当初、11代目が一部で残るかもしれない。「新旧併売」である。

トヨタは過去カローラシリーズを新旧併売したことがある。1974年に3代目がデビューしているが、2代目がしばらく併売されていた。当時厳しくなっていた排ガス規制や、北米などの安全基準対応のため、3代目の車両価格が著しくアップしてしまったことに対応した措置だったと聞いている。

2代目プリウス

ほかにも事例がある。2009年5月に3代目プリウスがデビューした後、トヨタはしばらくの間、2代目プリウスを「プリウスEX」として併売していた。世界的に見ると新旧モデルの併売は、欧州市場などでは決して珍しくなく、中国では結構“お約束”で行われている。

筆者が次期カローラの新旧併売がありうると思うのは、それだけカローラの3ナンバー化は、トヨタにとっても慎重に判断・対応しなければならない出来事だからだ。ただ、もし、新旧併売が実現したとしても現行11代目カローラの現状ラインナップがそのまま残ることはないだろう。併行販売時に旧型となる現行型は廉価グレードがメインとなり、法人ニーズへの対応をメインにしてくることが考えられる。

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