トヨタ「エスティマ」異例の改良を決めた理由

登場10年の現行3代目は、新境地へ向かう

現行の3代目エスティマ。ビッグマイナーチェンジ後はさらに存在感が増すことになるだろう

トヨタ自動車の大型ミニバン「エスティマ」。「天才タマゴ」のキャッチコピーで1990年から続くミニバンカテゴリーのスペシャリティカーだ。その初代から数えて3代目となる現行モデルは2006年1月の登場から、丸10年が経過した。

初代は9年(1990~1999年)、続く2代目は5年(2000~2005年)というサイクルで次期型に切り替わったが、3代目はなかなかフルモデルチェンジ(全面改良)の情報が入ってこない。「次期型は存在しない」「(トヨタの大型ミニバンで兄弟車関係の)アルファード&ヴェルファイアと三つ子車になる」など、さまざまな噂が飛び交ってきた。

3代目エスティマがビッグマイナーチェンジを行う

結論からいえば、フルモデルチェンジは少なくとも今年はなさそうだ。ただし、3代目エスティマはこのままでは終わらない。筆者は今年6月に現行エスティマがビッグマイナーチェンジを行うという確定情報をキャッチした。

その最新モデルの発表日は6月6日(5月23日より生産開始)。各販売店での店頭発表会は6月18・19日の週末が予定されている。4月末に価格などの情報が各販売店に知らされるようなので、このタイミングで正式な予約受注が始まることだろう。ただし、実際にはゴールデンウイーク終了後となる販売店も多いかもしれない。

マイナーチェンジとは車体の基本設計を維持したままでの部分改良であり、通常はあまり大きな変更は加えられないが、今回のエスティマについてはビッグマイナーチェンジと銘打つように、フロントとリアスタイルの大幅変更とともに、キャラクターもかなり大きな変化を遂げそうだ。発売10年が経過したモデルとしては、かなり異例といってもいいだろう。

次ページどこが変わるのか
自動車最前線の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 最新の週刊東洋経済
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • この新車、買うならどのグレード?
  • インフレが日本を救う
トレンドライブラリーAD
人気の動画
ホンダ「4代目フィット」がイマイチ売れていない理由
ホンダ「4代目フィット」がイマイチ売れていない理由
京セラのガラパゴススマホ「トルク」がたどり着いた境地
京セラのガラパゴススマホ「トルク」がたどり着いた境地
「半導体パニック」自動車産業に与える巨大衝撃
「半導体パニック」自動車産業に与える巨大衝撃
「人のために働く職業ほど低賃金」な根深い理由
「人のために働く職業ほど低賃金」な根深い理由
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
これが世界のビジネス常識<br>会社とジェンダー

「ジェンダーギャップ指数ランキング2021」で日本は120位という結果に。先進7カ国中で最下位かつ、女性の社会的地位が低いとされるアフリカ諸国よりも下です。根強く残る男女格差の解消は、日本経済が再び競争力を取り戻すために必須の条件です。

東洋経済education×ICT