神々しい光に包まれた『キリスト教的夜景』は、ルオーの晩年の風景画。「夢か現実か区別がつかない、既視感のあるような風景になっている。ルオーはモローの教えを最晩年に実現できたのでは」と後藤教授は語る。
今回の展覧会はパリのギュスターヴ・モロー美術館の館長が監修し、モローとルオーの油彩画、素描、書簡など約70件が展示されている。モローはあの世に行ってからもルオーの師であり続けた。師弟関係は時空を超えた。その2人が今、汐留で競演しているのが不思議に思える。2年後には、この展覧会がパリのモロー美術館に巡回する予定だ。
9月7日(土)~12月10日(火)
パナソニック 汐留ミュージアム
東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4F
TEL 03-5777-8600(ハローダイヤル)
10:00~18:00(入館は17:30まで)
水曜休館
一般1000円、65歳以上900円、大学生700円、中・高校生500円、小学生以下無料
12月20日~2014年3月23日に松本市美術館に巡回
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