明日から試したい、「スッキリ寝起き」のコツ スヌーズ機能は寝起きに悪影響?
毎朝、けたたましく何度も鳴り響くアラーム時計。休み明けは特に寝起きが悪いという方は、実はその原因はアラーム時計の使い方が間違っているかもしれません。
プチ不調をかかえる女性100名を調査した結果、睡眠に関する悩みの第1位は「寝起きが悪い」。
今回は、“スッキリ寝起き”が叶う正しい起床のコツを、1200名以上の女性の睡眠の悩みを解決してきた、ナイトケアアドバイザーの小林麻利子がご紹介します。
スヌーズ機能は寝起き悪化の元凶
多くの方が使用しているアラーム時計のスヌーズ機能。5分ごとや10分ごとなど、あらかじめ何度もアラーム音が鳴るように設定されている方は多いのではないでしょうか。でも、この「スヌーズ機能」は、寝起きが悪くなる大きな原因の1つ。
そもそも、睡眠時はご存知の通り、レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返しています。寝始めてから、ノンレム睡眠の中でも浅い眠りである睡眠段階1からスタートし、睡眠段階2~4を経てレム睡眠が出現。一晩で、ノンレム睡眠とレム睡眠が周期的に交代して出現しますが、後半は睡眠段階2とレム睡眠が多くなっていき、目覚めるのが理想です。
しかし、それを妨げるのがなんと、スヌーズ機能なんです。本来、夜寝はじめてから約3時間以内に80〜90%出現する、ノンレム睡眠段階3・4の脳波が、スヌーズ機能によって、出現するはずのない朝に出現するということがわかっています。
深い睡眠時にスッキリ目覚めるなんて、どんな人でも難しいこと。だから、アラームのスヌーズ機能は、スッキリ寝起きの大敵なのです。