明日から試したい、「スッキリ寝起き」のコツ スヌーズ機能は寝起きに悪影響?

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体温や血圧、自律神経の観点からもお話しましょう。通常、朝の目覚めに向かって、体温や血圧は高く、そして自律神経の交感神経は優位になりつつあり、活動モードへ向かいます。しかし、一度目のアラーム時計が鳴ったとき、まだ寝たりないからと、2度目のアラーム時計が鳴るまで、二度寝したとします。そうすると、先述の通り深い睡眠が出現し、それに伴い、体温や血圧が下がり、交感神経が低下してしまいます。そう、休息モードに切り替わってしまう、ということです。

体温の低下というのは、冬眠中の動物を想像すると分かりやすいでしょう。冬眠中の動物は体温を低下させて、活動量を落とします。つまり、体温が下がると、活動モードから休息モードに切り替わるということです。そんなときに、二度目のアラーム時計の音が鳴ったらどうでしょう?深夜に無理やり起こされているようなものなので、すぐにスッキリ起きられないのは、当然ですよね。

スヌーズ機能は絶対にOFFすること

気持ちの良い朝を迎えたいなら、まずはスヌーズ機能をOFFにしましょう。その際、寝坊してしまったらどうしようという心配は無用です。人は、何回かアラーム時計が鳴る……と分かっているから、甘えて再度寝てしまい、その結果寝起きが悪くなるのです。「よし、明日からスヌーズ機能を使わないぞ」と寝る前に誓って眠ると、案外一度で起きられたりするものです。

また、起床時刻より1時間程前に目覚めてしまった場合は、もったいないと思わず、そのまま起きましょう。早く起きてしまったから損だ!と、アラーム時計がなるまで再度眠る方は多いですが、アラームが鳴る1時間後に、目覚めに適した浅い眠りになっていない可能性もあるため、寝起き悪化に繋がりやすいです

最も良い目覚めというのは、アラーム時計に頼らず、自然に目覚めること。体温や血圧がどんどん上昇する過程で目覚めているので、目覚めがスッキリするのです。

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