「人生で一番大切な保険」を知っていますか? 「子どものためだから」と生命保険に入る前に
人生でいちばん大切な保険は生命保険?それとも?
日本人は世界一保険の好きな国民だといわれています。生命保険、火災保険、医療保険、学資保険等々、保険の種類は実にたくさんありますが、では、保険の中で「最も大事な保険」はいったい何でしょうか?
その答えは「社会保険」です。社会保険とはいったい何か? 公的年金、健康保険、介護保険、雇用保険といったさまざまな公的給付を受けられる制度のことです。これら社会保険は普段、あまり気にすることがありません。でもわれわれが社会生活を営むうえで、この社会保険による給付は欠かせない、とても大事なものです。
たとえば、種類は違っても誰もが健康保険には加入していますから、病気になっても本人負担は(6歳~69歳の場合)かかった費用の3割で済みます。しかも上限額が決まっていますから、仮に入院して月に100万円の入院費がかかっても自己負担額は9万円足らずで済みます。保険会社の医療保険に入っていないと病気になったときに不安だと思う人もいますが、そんなことはありません。日本は国民皆保険ですから自動的に公的な医療保険に加入しており、決して無保険というわけではないのです。
また、生命保険も考えてみましょう。生命保険は、もしその人が亡くなったときに経済的に困ることのないように遺族に対して支払われるものです。
ここで、仮に「夫婦共に30歳」という若い夫婦、しかも奥さんは専業主婦で、小さい子どものいる家族を考えてみましょう。常識的に考えて、これは生命保険に入るべきケースだと考えられます。
では、もしこの家族で30歳の若いお父さんが亡くなった場合、いくらぐらいおカネが必要でしょうか。もちろん、これは状況によってさまざまですから一概には言えませんが、私は基本的に残された家族が何もしなくても数年分は暮らしていけるおカネがあれば、それで十分だと思います。具体的な金額を考えてみましょう。
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