楽天vsTポイント、"仁義なき戦い" ポイント頂上決戦、制するのはどっちだ?

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ポイント経済圏拡大で アマゾンに対抗

しかし、クレジットカードの利用率が一気に高まるかどうかはわからない。そのため、現実的なリアル店舗へのポイント経済圏拡大策は、現金決済でもポイントが貯まるネットワークの構築といえる。それが、14年秋開始に向けて準備中のRポイントカードだ。

このカードは、リアル店舗で「貯める」だけでなく、相互に「使う」こともできる。これまではネット中心だった楽天ポイント経済圏が、名実共にリアルの世界へと舞い降りてくるのだ。

まだ構想段階であり、楽天がその中身を正式に発表しているわけではない。が、楽天と交渉した小売業者などへの取材を総合すると、その戦略は下表のようにまとめることができる。

まず、これはあくまでアマゾンへの対抗手段として位置づけられている点が重要だ。楽天の三木谷浩史社長がつねに念頭に置いている仮想敵はアマゾンである。書籍、電子書籍などの販売ではアマゾンに大きく水をあけられており、少しでも差を縮めようと必死だ。しかもアマゾンは07年2月に日本限定でポイントサービスを開始。高率の還元を打ち出してバーゲンセールを行うなど、楽天の得意とする戦略を取り入れている。それだけに、アマゾンを引き離す次の一手として重要なのが、リアル店舗との連携だ。「ザクザク貯まる」をキーワードにして、アマゾンの突き放しを図る(以下略。記事全文は週刊東洋経済9月7日号をご覧ください)。

(週刊東洋経済2013年9月7日号)

週刊東洋経済編集部
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