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「あなたが言うなら」を引き出す"3つの共感" できる人が軽視しがちな「懐への入り方」

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  • 清水 久三子 アンド・クリエイト代表取締役社長・人材育成コンサルタント
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こういった表現は自分の弱さをさらけ出すことになるので、抵抗を感じる人もいるかもしれません。特に自分の部下や後輩に言うのはためらいがちになるかもしれません。でも実際、自分が依頼される立場になってみると、存外気持ちがよいと感じるのではないでしょうか? 私もこういった言い方を上司からされて気をよくし、普通だったら厄介だなと思う仕事を「よし! 頑張ろう」と前向きに受けてきたように思います。

プラスの共感では、相手と同じ方向を向く

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3つ目は「プラスの共感」です。これは将来や目指すべき姿に対して「一緒にやってみたい」と思ってもらうものです。特に相手にとって行動変容を促すようなハードルが高い依頼のときには、目指すべき姿に共感がないと受け入れてもらえないでしょう。

よく依頼をするときにやってしまいがちなのが、「XXXになると困るのでやってください」という言い方ですが、これは共感しにくい言い方です。これを「XXXにしたいのでこうしませんか?」と変えると共感しやすくなります。例を挙げてみましょう。

・「赤字になるとまずいので、経費を見直してください」
→「しっかりと利益を出したいので、経費を見直しましょう」

・「クライアントの心証が悪くなるから、早く仕上げてほしい」
→「クライアントに安心してもらいたいから、早く仕上げよう」

・「今トラブっているので、もう少し待ってください」
→「納得いただけるものを出したいので、もう少し時間をかけてもよろしいでしょうか」

ポイントは前半を前向きな言い方にすることと、後半を一緒にそれを目指す言い方にすることです。目指すべき方向性に共感しやすくなるのです。

さらにプラスの共感を強めるには、相手を立てて、「あなたとだからこそ、一緒に目指したい」という表現にします。

・「難しいけど、とにかく頑張ろう」
→「前人未到の目標ですが、これまで努力されてきたXXさんとであれば一緒にチャレンジする価値があると思います」

私はたくさんの優秀なコンサルタントの方と仕事をさせてもらってきましたが、難易度の高いプロジェクトを成功させる人はみんなこの3つの共感をとてもうまく得ていたように思います。

指示命令や権威だけでは、相手に難しいことに挑んでもらうのは難しいでしょう。一緒に仕事をする人が多様になればなるほど、ますますその傾向は高まります。そんな時代に仕事の成果やキャリアを形成していくためのひとつの力として、「共感を得る力」をぜひ武器としていただければと思います。

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