横須賀から面白いコンテンツが生まれるワケ

カレーチョコやイングレスで観光集客

横須賀カレーチョコレートなどのカレー関連商品(筆者撮影)

神奈川県横須賀市は、海上交通の要衝として、明治時代から太平洋戦争時にかけて海軍港や要塞が築かれ、「軍港の街」として発展してきた歴史を持つ。

戦後も米国海軍の基地や海上自衛隊の横須賀地方総監部が設置され、多くの潜水艦やイージス艦、時には米国海軍の巨大空母など、さまざまな艦艇が停泊するのを見ることができる。

そんな横須賀を訪れて目にするのが、“変わり種”のグッズやイベントだ。例を挙げれば、横須賀名物の「よこすか海軍カレー」関連商品である「横須賀カレーチョコレート」や「カレーソフトクリーム」など、普通では考えられないようなものが売られている。

また、行政によるサブカルチャーでの観光集客が行われており、ゲームやアニメ関連のイベントも盛んだ。

今回は、横須賀カレーチョコレートの販売元と、横須賀市役所観光企画課メディアデザイン班を訪問し、なぜ、横須賀では面白いグッズや企画が生まれるのか、その背景を取材した。

最初の数年間は「苦難」の連続

横須賀海軍カレー本舗の「よこすか海軍カレー」(筆者撮影)

2014年に実施した「全国ご当地カレー知名度調査」(カレー総合研究所調べ)で、知名度ナンバーワンにもなった「よこすか海軍カレー」(以下、海軍カレー)は、明治41(1908)年に発行された旧海軍の「海軍割烹術参考書」に記載されたカレーライスのレシピを基に再現したもので、現在、市内の40店舗以上で提供されている。

その海軍カレーの代表的な店のひとつである「横須賀海軍カレー本舗」の開店当初から店長を務めるのが、横尾美香さんだ。この横尾さんこそが、「横須賀カレーチョコレート」(以下、カレーチョコ)の仕掛け人だ。

横尾さんに、まず、海軍カレーについて話を聞くと、2005年の開店から最初の数年間は苦難の連続だったという。

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