テクノロジーを専門家任せにしない
オランダにはもうひとつ、先進的な教育拠点がある。アムステルダム市で活動を展開する「ワーグ・ソサエティ(Waag Society)」。アート、サイエンス、テクノロジーに関する研究、実験、教育を通し、市民を主役としたソーシャルイノベーションを目指す教育機関だ。
ワーグ・ソサエティが活動拠点としているのが、かつてレンブラントが名画「テュルプ博士の解剖学講義」を描いたことで知られる古い建物をリノベーションしたソーシャル・イノベーション・ラボ。
にぎやかな街の中心部に位置するこのラボは、市民が自由に出入りし、ものづくりができるスペースになっているほか、ここを拠点に、一般市民を巻き込んだ形で、アートと先端テクノロジーを生かしたさまざまな社会実験や開発プロジェクトが行われている。
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