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禁煙がいつまでもできない人に共通する思考 難しくしているのは肉体の禁断症状ではない

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  • 小野 綾 「禁煙セラピー」公認セラピスト
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喫煙者がいまだにたばこを吸い続ける理由

世の中すべての喫煙者がいまだにたばこを吸い続けている理由は、ストレス解消でもなければ、習慣だからでも決してない。喫煙者自身も気づいていない本当の理由はこの2つ。1つは「ニコチン依存」。「たばこをやめたいのにやめられない」「体に悪いとわかっていてもやめようともしない」。

これは、ニコチンという物質が体内で次のニコチンを渇望する禁断症状を引き起こしていることが原因。その事実に気づくまでは、永遠に終わらないチェーンスモーキングが続く。

たばこを吸いたいから吸っているのではなく、吸いたくないのに吸わされているという状態。

そしてその事実に気づかれないように、実に巧妙に行われてきているたばこにまつわる間違ったイメージづけが2つ目の理由。たばこはストレス解消には欠かせないアイテム、働く男の象徴で、バブルの頃からは、洗練された都会の女性が足を組み、髪をかき上げながらメンソールのたばこを吸っている姿がかっこいいとされてきた。

『マンガで読む禁煙セラピー』(ぶんか社)アレン・カー(著)、 小野 綾(監修・訳)、 桐ヶ谷 ユウジ(マンガ)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

たばこに対するすべてのイメージは、大切な税源物資としてたばこを吸い続けてもらうための、ずいぶん大それた洗脳と言っても過言ではないかもしれない。

ではたばこをやめるのは、そんなに難しいことなのか。答えは、ノー。一度たばこの真実に気づいてさえしまえば、簡単にやめられる。禁煙セラピー開発者であるアレン・カーの禁煙メソッドを使って、世界中で毎年4万人近くの喫煙者が禁煙に成功している。禁煙を難しくしているのは、決して肉体的な禁断症状などではない。人の心の奥底に根深く潜むたばこに対する思い込みである。難しいのは、自分がたばこのわなにはまってしまったことを受け入れ、もう抜け出そうという決断から一歩踏み出すことだけだ。

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