「髪型」で損する女子社員が知らない5つのNG はやりの「濡れ髪」「触角つき前髪」は職場OK?

✎ 1〜 ✎ 19 ✎ 20 ✎ 21 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

これは某アイドルグループで多く見られるスタイルで、前髪をぱっつんと切ったうえで厚めに残し、小顔効果を狙って髪の両サイドを“触覚”のように垂れ下げたスタイルのこと。

高校生や大学生の髪型にとてもよく見られるが、それだけにどうしても「幼く」見えすぎるという。

「何よりも、まゆ毛がほとんど見えなくなるのがこの前髪をオススメできない理由ですね。まゆ毛が見えないと、人の顔の表情が読み取りにくくなるんです。接客業や営業などは言うまでもなく、ちょっとしたミーティングのときでも目の前の方に『何、考えているのかな?』と、いぶかしがられてしまう。オフタイムはしっかり厚めに前髪を作ってもいいですが、せめて仕事中は、まゆが見えるようにスタイリングするなどしたほうがいいでしょうね」(三輪さん)

お手本は「女子アナ」の髪型

そういう意味では、お手本になるのがアイドルよりも「女子アナ」だという。

「ニュースなどの報道番組に出ているときの女子アナのヘアは、実はしっかり女性らしさを残したうえで、清潔感のあるスタイルをしています。視聴者の方に悪い印象を与えてはいけないし、社内でも厳しく言われているのでしょう。きちんとまゆ毛を出していますしね。彼女たちの前髪の作り方は、とても参考になるのではないでしょうか」(三輪さん)。

この前髪問題は、男性にもそのまま当てはまる。若い男性の間で最近はやりの坂口健太郎さんのような「マッシュショート」。ツーブロックで仕上げてあるため、耳まわりや襟足はスッキリと清潔感があり、そこは老若男女、オン・オフともに好印象である。ただ、何しろ前髪が重すぎるし、まゆ毛が見えない。

「やっぱり表情が見えないと、上司や取引先に悪印象を残すでしょうし、損ですよね。せめて仕事中は、前髪を分けるなりしてまゆ毛を見せる。それだけでもぐっと清潔感と明るさが出ますよ」(三輪さん)

5 周囲が気にするのは、髪型より毛先いじり

もっとも、周囲の声を聞くと、ヘアスタイルそのものよりもヘアにまつわる「所作」こそが気になる先輩社員は少なくないようだ。

「気がつくと自分の髪の毛をさわさわといじっている子がいる。何か落ち着かないし、注意もしづらい」(サービス業・33歳)

三輪さんはまた別の角度から「髪いじり」に注意喚起する。「触りすぎると、髪って傷むんですね。摩擦で水分と油分が抜けていくため、キューティクルが失われて、パサパサになる。結果として清潔感も一緒に抜けていく。もったいないので、ブラッシングはしても、触るクセはやめたほうがいいでしょうね」(三輪さん)。

もちろん毛量や色や髪質によって、できるヘアスタイルも違うし、好みもある。しかしこれを参考にして、どうせいじるなら「お、髪型変えた? いいね!」と周囲からいい意味でいじられるヘアスタイルを目指してほしい。

箱田 高樹 カデナクリエイト

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

はこだ こうき / Koki Hakoda

1972年新潟県生まれ。江戸川大学社会学部卒業後、カデナクリエイト入社。ビジネスマン向けの媒体を中心に執筆・編集を手掛ける。著書に『カジュアル起業~"好き"を究めて自分らしく稼ぐ~』、共著に『図解&事例で学ぶビジネスモデルの教科書』『クイズ商売脳の鍛え方』など。最新著に『課長・部長のための労務管理 問題解決の基本』(カデナクリエイト他著・マイナビ出版)。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事