「15年くらい前なら『巻き髪なんてして……』『ギャルみたい!』などと目くじらを立てる人が多かったかもしれませんが、もはや私たち40代でも普段から巻き髪をしている人が増えていますからね」(三輪さん)
だからといって、あまりにグルグルと巻いて、チョココロネなのかなと思わせるような、やりすぎの髪型は禁物だ。やはり派手に見えてしまうし、あまりに甘々な印象だ。
「毛先のワンカール程度にとどめるのが最も自然でしょうね。ゆるふわ、までいかない程度に、顔の周りだけゆるく巻く。その程度が最も汎用性が高いのではないでしょうか」(三輪さん)
これはカラーリングも巻き髪もすべて一緒だが、基本的には「周囲の先輩社員がどの程度のヘアスタイルをしているか」を参考にするのが間違いない。それこそが、「その職場で許されているストライクゾーン」だからだ。
ハーフウェットは、オフィスではまだ早い
かつてほどはっきりとしたトレンドがないのは、洋服もヘアスタイルも同じ。そんな中で去年あたりから美容師が推しているヘアスタイリングが「ハーフウェット」だ。
これは、髪を少しぬれたような状態のスタイリングをすること。半乾きの状態でヘアワックスなどをつければ、それだけで何だかスタイリッシュに仕上がるスタイルだ。
ただし、三輪さんは「オフィスでこれをするのは上級者向けすぎる」と言う。
「まず、ぬれたように見える髪型は、それが1つのスタイルだと知らない人からみたらただの“半乾き”。少し清潔感に欠けるように見えてしまうんです。加えて、どちらかといえば、カジュアルなファッションに似合うスタイルなので、オフィスできちんとした格好をしているときは、ふさわしくないかもしれません」(三輪さん)
ハーフウエットなスタイルを存分に楽しみたいなら、休日にするのが正解かもしれない。
さて、ヘアスタイルの中でも最重要となるのが「前髪」だ。最も目立つ部分なだけに、前髪をどう作るかで、見た目の雰囲気を大きく左右する。先輩社員や取引先に対する印象も、大いに左右するというわけだ。
まず三輪さんは「あえて厚めの前髪を作るのはオフィスでは避けたほうがいいでしょうね」と指摘する。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら