参加する際は、準備している人がいることや、その企業がインターンシップを通じてどういうことを伝えたいと考えているのか、自分たちに期待されていることは何かを想像してみましょう。
自分たちに期待されていることは何かを知るためのヒントは事前情報にあります。たとえば、インターンシップの情報サイトや説明会で、何を体験してほしいのか、企業はその目的に触れているはずです。インターンシップ説明会のときに取った自分のメモに、再度目を通しておくなどしてから、臨むようにしましょう。
また、企業が公開している情報だけでは伝わり切らない企業活動を伝える場がインターンシップ、ということは、逆に言うと、公開されている情報は知っている前提。少なくとも、沿革や事業内容は、Web上で確認しておくようにしましょう。
参加中は自分から情報を取りに行こう
インターンシップは会社説明会型、プロジェクト型、仕事体験型などのタイプがあり、1日から1週間前後まで期間もさまざまです。
しかし、期間やプログラム内容にかかわらず、その場にいる以上、学生のみなさんも企業の一員として見られる、という意識を常に持ちましょう。そして、朝、家を出てから帰るまで、社員として企業活動の中に身を置ける貴重な時間を、有効に使ってください。
インターンシップに参加する際、どんなプログラムが用意されているか、何を経験できるかということにばかり気をとられていませんか? しかし、用意してあるプログラムをこなすだけでは、もったいない。与えられるのを待つだけでなく、情報を積極的に取りに行く姿勢が重要です。
インターンシップは仕事を知る機会であると同時に、その職場を知る機会でもあります。世の中には400万社もの企業があり、中にいる社員一人ひとりが社風を形づくっています。ぜひ社風を肌で感じてください。
たとえば、上司のことを何と呼んでいるのか、席でどんな会話が交わされているのか、昼休みはどのように過ごしているのか、日常のいろいろなシーンに、社風は表れています。それらすべてが就業体験であり、その企業の“人となり”を知る情報です。ぜひ、アンテナを高く張って社内の様子を観察してみましょう。
また、中にいる社員の方に興味を持って、積極的に話しかけてみることも大事です。「どんなときに仕事の面白さを感じていらっしゃるのですか」「最終的にこの企業に就職しようと決意された決め手は何だったのですか」など、率直にたずねてもいいのです。昼食に一緒に出かけてみるのもよいでしょう。
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