「高校3年生が志願したい大学」ランキング 関東は早大が9年ぶり、関西は近大が初の首位

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関西エリアは、10年連続で関西大学がトップを維持すると同時に、近畿大学が同率で初の1位となった。

「近畿大学は継続して改革をやっており、高校生に、学校が発展していく可能性や活気があるというイメージが浸透している。女子の志願度も上がっている」と、小林所長は近畿大学が1位になった要因を語る。また、高校生の選んだ理由のコメントには、「マグロの研究」や「国際学部の設置」「英語村」といった、近大の取り組みを具体的に述べる例が多い。

同じくトップの関西大学は、関関同立の1角という評価から、志願したい大学に選ぶ学生が多いという。

関大と近大が同率で1位

3位にはこちらもはじめて、同志社大学がランクアップした。以下、4位神戸大学、5位大阪市立大学、6位大阪大学、7位関西学院大学と続く。トップ20位までに国公立大学は8校がランクインしている。

順位を上げた学校は、昨年24位から16位にランクアップした和歌山大学だ。2016年の観光学部の再編などが、貢献していると見られる。

■調査対象 関東エリア、東海エリア、関西エリアの高校に通っている、2018年3月卒業予定者(調査時:高校3年生)計7万4000人。
<エリア区分>
関東エリア(東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県、茨城県、栃木県、群馬県の1都6県)
東海エリア(静岡県、愛知県、岐阜県、三重県の4県)
関西エリア(大阪府、京都府、奈良県、和歌山県、兵庫県、滋賀県の2府4県)
■有効回答数 7981人(回収率 10.8%)
■集計対象数 6986名
■調査期間 2017年4月6日(木)~4月28日(金)
宇都宮 徹 東洋経済 記者

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うつのみや とおる / Toru Utsunomiya

週刊東洋経済編集長補佐。1974年生まれ。1996年専修大学経済学部卒業。『会社四季報未上場版』編集部、決算短信の担当を経て『週刊東洋経済』編集部に。連載の編集担当から大学、マクロ経済、年末年始合併号(大予測号)などの特集を担当。記者としても農薬・肥料、鉄道、工作機械、人材業界などを担当する。会社四季報プロ500副編集長、就職四季報プラスワン編集長、週刊東洋経済副編集長などを経て、2023年4月から現職。

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