意外と知らない!「正しい歯磨き」の新常識 食べたらスグ磨くはNG?

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【1】食後は30分以上あけてから磨く

食後の歯は、カリウムやリンが溶け出て少しやわらかい状態。食後すぐ磨くと歯が傷つくおそれが。

歯と歯ぐきをケアするだ液の能力がもっとも上がるのは食後。30~60分かけて、歯を元の歯の状態に戻す(再石灰化)ので、その時間を待ちましょう」(森先生、以下同)

【2】歯磨きは起床後すぐと就寝前がベスト

「歯垢が爆発的に増えるのは、だ液の分泌が少ない就寝中。そのため、起床後すぐの歯磨きが有効。さらに、寝る直前に歯磨きをして口内をキレイにしておくのもオススメです」

歯ブラシを交換する目安は…

【3】歯ブラシは1か月以上使わない

「1か月も使うと、毛束のもとに細菌がびっしりで不衛生。毛束が乱れるなど、買ったときの状態と明らかに変わったら1か月未満でも替えたほうがいいですが、その場合は磨く力が強すぎる可能性あり。歯ブラシが1か月使えるような磨き方に変えましょう」

【4】歯と歯の間は“磨く”場所。デンタルフロスはマスト

歯間も磨く場所という意識を持つことが大事。「歯と歯の接触部分を磨けるのはデンタルフロスのみなので、必ず使いましょう。また、歯ぐきとの間に隙間がある場合は、歯間ブラシを使ったほうが効率的に磨けます」。だ液の通り道ができて清掃効果が高まるので、歯ブラシ前の利用が◎。

【5】磨きすぎは、虫歯になりやすくなる

歯を磨きすぎると、歯の表面のエナメル質が薄くなり、虫歯菌に弱くなってしまう。「特に、50歳を過ぎると歯ぐきが下がって、やわらかな象牙質が露出しやすくなるので、磨きすぎが歯の大きな欠損につながることもあります」。硬め歯ブラシ、ゴシゴシ磨きはNG。

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